【筆の区分・小筆(記事改定)】 - 書道用品/掛軸/額装 日本一 株式会社 書優会

記事一覧

【筆の区分・小筆(記事改定)】

【 カテゴリー: 筆 】


※旧・記事改定版



『 筆の区分 (小筆編) 』



御質問の多い「小筆」の区分となります。


小筆選別の時に、何用ですか? と聞くと「?」と、よくなります。

「細字(漢字)」か「仮名」か「実用書」か、となります。

何が違うのかと言えば、造りが違います。



《 細 字 用 》

細字(さいじ)とは言え、漢字揮毫の為、小文字での比較とはなりますが、

太目の線が出るように、先端箇所を出さない設定。



《仮名用》

細字用とは逆で、細い線が主の為、先端箇所に毛を出す設定。



《 実 用 書 》

漢字・仮名の混合(調和体)の為、上記の中間となり、若干出す設定。

太い線・細い線の両方が出せる様に設定します。

※日本筆製造史上、上記の実用書専用筆は皆無




【 使 用 例 】

「例」として、細字用の筆で仮名を書こうとしても、細い線が出づらく、

肉厚のボテっとした線になります。

その逆も然り。

肉眼では理解りづらい為、先端箇所がどう言う造りかを確認してから

使用しないと、上の現象になる訳です。


そして実用書用筆は存在自体が皆無であり、

ただの仮名用筆です。

書けない事は無い程度と、「専用」では天地程の差が有ります。



【 小筆・使用後 】

小筆は洗えない設定です。

元々が細く、毛の絶対量が少ない物の為、

どんな毛で製造しても柔質過ぎてしまいます。


その為、根元から短い「上毛」を巻き、芯を補強して製造します。

その為、全て洗ってしまうと、補強自体が無くなる為、

腰が弱く、使いづらくなる訳です。


また、全て洗う・下りてしまうと、上毛が開く為、

曲線時に開いた短毛(上毛)が、曲線の邪魔をします。

※変な点・線が付



【 小 筆 の 管 理 】


小筆は濡らしたティッシュやタオルに、

使用した箇所の墨を吸い取らせて終わりです。

小筆は全体の2-3割程度しか下せない設定の為、

上のように使用箇所を吸い取らせて終わりとなる訳です。



『全て下りた場合』

一度全て洗います。

半渇きの状態で、バナナの皮の如く外側に剥いて行きます。

そのまま「膠液」に根元まで漬け込み、

指で元の形状に戻します。

次の日には新品時に戻ります。


膠(にかわ)とは、接着凝固の役目もある為、

筆が傷まず、墨色変化も劣化させません。

便利な応用としても使用可能です。





【画像】 仮名、俳句・和歌に特化した、コリンスキー和筆





関連記事

プロフィール

株式会社 書優会・いわき本店

Author:株式会社 書優会・いわき本店
書道用品/掛軸/額装 卸・小売 専門店

『価格・品質、業界No.1』

株式会社 書優会 のブログです。

書道・書道用品の説明・疑問・質問等を掲載して行きます。

にほんブログ村 美術ブログ 書・書道へ
にほんブログ村
書道 ブログランキングへ ブログランキングならblogram