『途中経過(余談+審査)-3』 - 【 書 No.1 グランプリ 】公式・ブログ

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『途中経過(余談+審査)-3』

【 第2回 書 No.1 グランプリ(2016) 】



第二部・決勝トーナメントの前に、余談-3

念の為、審査基準数値を掲載しておきます。


《ポイント制》



今年は出来る限りのフルオープン形式の為、審査基準もなるべく明確にしました。

上は大接戦だった漢字部-Ⅰ・Dブロックのポイント表です。


『 線 質 』

基本中の基本で、そもそもの骨格となる絶対的な主。 全てのセンターラインと同質。

線質が良ければ自然に躍動感が得られる為、(躍動)となる。

形を追い求める物では無となります。


『 筆 法 』

側・直筆の変化。 幅が広がり連綿が続く為、墨つぎ等不要となる。

自然と繋がりが活かされ、これまた躍動感に繋がる。


『 創 作 』

これは書き方と、その演出も含。


『 墨 色 』

古来も現在も、墨を用いているのだから、

色変化は最低限度の厳守事項。 単に色変化だけでは無く、磨り方も含。


『 トータル・バランス 』

そのまま全体図。 一応は展の為、構成力も重要。


『 課題 難易度 』

大字の様に、粗が丸見えで誤魔化しが効かない。

細字多字数で草書体で多少は何とかなる。

等々、ここは様々です。

※あくまで一例としての記載です。



何を基準に審査をしているのか、これとこれはどうして差がついたのか

の、理由性として一応掲載しておきました。

※来年はまた視点が変更となる為、傾向と対策にはなりません。




『決勝トーナメントの比較』


決勝トーナメントでは、漢字・仮名・調和体が入り乱れての対戦となります。

漢字と仮名を比較して対戦。等の事はありません。

あくまで、1点ずつ「個」となります。

個であれば↑のポイント審査で可。

当然、予選での視点は完全にリセットしてます。


決勝トーナメントですので、また別の視点で、更に厳し目でとなり、

しつこいですが、あくまで「個」となります。

だから対戦が可能となる訳です。




◇敗者復活枠・選出時◇




それでは、第二部、決勝トーナメントに進みます。





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