【紙の厚・薄 コントロール】 - 書道用品/掛軸/額装 日本一 株式会社 書優会

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【紙の厚・薄 コントロール】

【紙の厚さの重要性】


原料と内面に移行開始のはずでしたが、書き忘れの応用編です。


【厚い・薄い】

手漉の紙を使っていて、同じ紙なのに、「厚い」・「薄い」があります。

これは紙を漉く時の原料の重さです。 固形墨の時に記載しましたが、

紙も原料を多く入れる → 多く入れる = 重い → 厚いとなる訳です。

(中国・重単宣等は、そのままのネーミングです)

が、紙漉職人さんは、いちいち原料の重さを量りません。

どんな職種でもそうですが、いちいち量ってたら仕事にならないからです。

(紙は1枚ずつ漉くので、それを量っていたら紙が漉けない)

結局は目分量となるので、厚い・薄いが存在します。

【例】よく例えますが、蕎麦屋で蕎麦を頼んで、全員が同じ本数で来る訳がない。

寿司職人さん然り、全員同じ米粒の量はありえない。


【逆に、ポジティブに有効的に使う】

昔からよくやっている手ですが、手漉で厚い・薄いが存在するなら、

同じ紙で、書体によって選べる訳です。

標準の物を使用しているなら、草書の時は「やや薄口」と指定すれば、

同じ紙でやや薄い物が来る訳です。逆も然り(値段は不変)。

天と地 程の差異はありませんが、相当変わって来るので、書く物で指定する。

これで幅は3倍に広がる訳です。

※当社限定の話で、他所は知りません。


【深みを齎し、視覚効果を得る】

一般的には、半切に14文字(七言二句)が多い為、標準厚で可です。

しかし、文字数が変われば、当然ながら厚さも変わります。


【大字】 = 厚口使用。中に入って深みが倍増します。

【多字数】 = やや薄口~薄口使用。

※ただ薄い物ではなく、微繊維だから薄い!! の定義が必要です。


大字は当然、力強さが加味される為、厚口で深みを齎す事が重要です。

プラス、物にもよりますが、厚口は粗繊維で作る。

その為、大きい字を書いても塗りつぶされない訳です。

※1㎝の落とし穴に大人は落ちないのと一緒。

書いている時に気付かなくても、渇いた後 → 表装後 は、

全然別物となります。

昨日の水墨画、別寸規格でも若干記載しましたが、書でも3Dは可です。

その為には、深みと線質となります。 生きているかの如く、

線質勢至に、厚さによる深みが視覚効果としてプラスされれば、

鬼に金棒 = 無双となる訳です。




◇ 画像 = 夾宣 2種 ◇

しかし、上は実質、二層紙。厚口のみ取るので、夾宣表記でも中身は二層。

すると、二層と違い、半切でも100枚で来るので、実質半額で買える。

※二層は半切・全紙でも50枚入で高いです。




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