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【 墨 色 】

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《 墨 色 》

※旧記事・改定版



線質・筆法・創作と来れば、次は墨色となります。

そもそも、墨の色と言う物は黒では無。


揮毫する内容・イメージ・字数・使用筆により、墨を変更します。

あとは「5段階」での濃・淡のコントロールとなり、

濃墨か淡墨かでも作品は180度変わります。


一例で挙げれば、漢字作品の中でも一字書等々の大字は墨色変化が顕著であり、

1つ1つの線質も当然ながら、墨色変化は最低限度必要となります。



※渇いた後や表装後に黄色味を帯びた縁が残っている物等、

墨の磨り方から失敗している。

超濃墨を作っていない。

等々、すぐ見抜かれます。



また、多字数揮毫の場合でも、始めは艶・光沢有・黒色、渇筆箇所では

どの様に墨色が変化するかで、全体の構図・印象も変わります。



《 墨 磨 方 法 》

濃墨を作る。 糸が引くまで磨らなければ、磨った内には入らない。

そこから濃度を下げて行き、好みの濃度で止める。

超濃墨・中濃・標準・若干淡墨・淡墨と、1つの墨で5つの変化を作る。

その中から作品に合った濃度(色)で揮毫する事が、

墨色変化の正しきスタートとなります。





【 純松煙・青墨での淡墨色変化と滲み 】





【 強青墨の標準・中淡墨・淡墨の色見本 】



世界最高峰のF1ドライバーでも、原付に乗ってレースに出たら

当然勝てる訳が無い。

しかし書道では通用すると思っている人が多い。

その場合、原付で60キロしかメーターは付いていないのに、

なぜか300キロ出せると言っているのと変わらない。










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