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【 墨 含 】

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《 墨 含 》

※旧記事・改定



書いていると墨がすぐ無くなり、カスれる。

これは、1つは筆法、1つは始め方で修正します。


始め方は簡単に修正可能です。


根元まで含ませる。



逆さまにする。



垂れない程度に、根元に墨を貯め込む。



先端のみ少し墨を取り、揮毫開始。



奥底まで浸透、含ませた墨が貯金として

下に垂れて来るまで、相当墨持ちが改善されます。


※筆に墨をつけた時に、墨池等で毛を整える為とは言え、

何回も何回も毛先等を整える。


これでは、墨が落ちてしまうので、含みが少なくなります。


※そもそも、そんなに何回何回も墨を取るなら、

「今、何の為に墨をつけたのでしょうか?」

となり、本末転倒です。



【 穂先を修正する 】

書きながら修正する為、先に修正する必要性は無。


【 墨がいっぱい付いていると滲む 】

天地を逆にし、根元まで含ませれば、根元に染み込んだ墨が

下に(毛先)落ちて行くまで相当な時間を稼げます。

「墨量」と「落ちて行く時間」が従来の比ではない為、

墨持ちは劇的に改善されます。


勿論、これで墨量含が多くなる為、墨継ぎが不要になり

筆も割れづらくなる。

そして連綿が成立する比率が向上する為、躍動感も劇的に向上と、

好循環が生まれます。


※必ず、ひっくり返した後、先端の墨は少し落として下さい。





【 急激にひっくり返すと墨が垂れて来ます。 ある程度の角度にて 】





【 先端の墨量過多では滲む比率が上がる為、先端のみ墨をやや落とす(整程度) 】






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