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【 審査基準値・公表 (2017) 】

【 第3回 書 No.1 グランプリ(2017) 】





《 グランプリ・審査基準 (2017) 》



審査基準値・画像・2017



昨年同様、審査基準(得点)の公表となります。


下記図・参照


審査基準値・得点画像・2017

これは大激戦だった漢字部-Ⅰ・予選Eブロックです。

※理解りやすく表記してみました。

※左部が切れているのはわざとです(線質=15点となっています)。



【 線 質 】

昨年同様、全ての主であり、骨格・センターラインとなる。

人間で言えば骨の様。

昨年より得点比率を上昇、15点満点の設定に変更。



【 筆 法 】

筆法は1つではありませんが、現在では指導から外されている傾向有。

1番のメインは側・直の変化であり、360度・全面使用しているか否か。

人間で言えば筋肉の様。

それにより結果、線質にも表れる。 昨年より5点増加、10点満点設定。



【 創 作 】

この創作は空間掌握能力としているのは、作品を見た時に

いかに余白の白が綺麗に見えるか。の意味での空間。

大字でも細字でも、漢字・仮名・調和体全てで、構成のみに非ず。



【 墨 色 】

墨で書くのだから、墨色変化は最低限度の当たり前。

昨年の総評に記しましたが、ほぼ改善されていない。

濃墨はただ黒いと勘違いしている物も多く、

紙も単宣に大字等、本来ありえない為、相当に減点。

※ここには先生・生徒・招待作家である。等々一切関係無。

競書8級でもやっている人はやっている。



【 トータル・バランス 】

遠目・近目等々、全体がバランス良くなっているかの意。

偏っている等々の創作の意味では無。

経験は浅いが、全体構成配合が絶妙に巧い作品も多々有。

※これを取り入れないと、経験が長い先生クラスのみ高得点を叩き出。



【 芸 術 】

これは読んで字の如。

ただ、自由と何でも有は異なる為、文字構造を変に崩し過ぎると

全体的なバランスが崩れる為、家屋であれば倒壊する危険も有。

文字と配合、そして構成と、多種多様。



【 課題・難易度 】

これは昨年同様、大字で粗が丸見えで誤魔化せない物と、

細字多字数揮毫で草書で何とかなる。では、比較対象にならない。

ただ、多字数揮毫の細字・中字でも、1つ1つに側・直変化が加算

されれば絶大な作品が生まれる為、一概には言えない部分も多々有。



以上、設定としては今年はこの定義を主として審査となりました。



《注》 上の点数画像は理解りやすく入れただけです。

実際の点数は1-2は同点でした。


《注》 毎年改良する為、来年の傾向と対策には大してなりません。



【 いよいよ次頁より、敗者復活枠です 】





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